投資を通じて、人生で手に入れるもの

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禅宗の開祖である達磨(だるま)大師の「二入四行論」を紹介したい。

私たちが生きていくうえで、何かを身につけるには、文章で表される知識・認識という「理」から入る「理入」と、実践である「行い」から入る「行入」がある。

この2つが「二入」である。さらに「行い」には四つがあるという。

「報恩行(ほうおんぎょう)」は、実践の第一の段階で、人は枝葉末節にとらわれるほど問題を抱えることを自覚し、己の根本の問題に帰ることを表す。

日々の雑音や誘惑にとらわれることなく、自分に本当に大切な根を見つめながら行動することだ。

「隨縁行(ずいえんぎょう)」は、実践の第二段階で、自らの周りにある縁に従って行動するという意味。私たちの毎日は好むと好まざるとに関わらず、さまざまな縁(えん・えにし)によって成り立っており、そのときどきの縁に従い、素直に行動することが必要
と説いている。

「無所求行(むしょぐぎょう)」は、実践の第三段階で、求めるところをなくす行い、即ち欲を捨て、無心で行うことを意味する。

「称報行(しょうほうぎょう)」は、実践の第四段階で、法に称う(かなう)行い。道理や真理と一致して、自らが法にふさわしい行いをする。

これが「二入四行論」だ。

投資で考えれば、目先の利益や損失に振り回されるのではなく、自身の豊かな人生や、家族の幸せなど、自分が大切にしているもののために行動する。

私たちは相場を動かすことはできない。相場の流れ(縁)のなかにいる。素直に流れに従い行動することだ。

欲や恐怖が現れれば、たちまち混乱や迷いが生じる。無我の境地で相場に臨む。

相場にも法(道理や真理)がある。それにふさわしい行動をする。それが投資の成功である。

そして、人生においてもそれは同じだ。投資は人生の一部分であり、人生を彩るツールに過ぎない。誰もがお金を手に入れるために投資を行うが、そのほとんどの投資家が、家族の幸せを願い投資を行っている。

私たちは家族や友人、周りの人々とともに、豊かな人生を生きるために投資を行い、お金を得る。それは、豊かな人生を送ることが目的であり、お金を得ることが目的ではない。

充実した人生を生きるために、投資で成功することが必要ならば、諦めることなく続けよう。続けた先に投資の成功があり、あなたは望み通りの豊かな人生を手に入れる。継続と
は、幸福を手に入れるための力なのだ。

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